株式会社 山祐

奥が深い山仕事

 私の友人曰く、林業って斧で木を切るイメージなんだそうです。一部ではそんなイメージの林業ですが、実際は機械化が進み作業着はスタイリッシュに。重機の中にはコンピューターがあって、木を切る、枝をはらう、設定した長さで切りそろえる。そんなハイテクな作業を一台でしてしまうんです。現場を覗いてみると、チェーンソーでの伐倒作業や重機で山に道を付ける音が辺りに響きわたり、見ていても聞いていても豪快さが伝わってきます。
 しかし、ただ豪快!と言うわけではありません。伐倒作業では木を倒す方向を緻密に計算したり、重機での作業は天候や気温、土の性質で何通りもの作業パターンを考えて判断をするなど、どの作業も非常に繊細で丁寧さが求められるのです。木を切って丸太にして市場へ出荷する素材生産。どの工程も奥深く、決して単純な作業ではありません。
そして、もしかしたらもう自分はこの世にいないかもしれない何十年と先を見据えての作業は感慨深いものがあります。そんな林業に興味を持ち、担い手が増え誇りを持って働く人が増えればいいなぁ、と思っています。
      ブログ担当:事務 中川

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